旅と時々、アファメーション

旅と時々、アファメーション

チキンだけど、冒険好き。

口紅をひく

たまたま入った喫茶店の有線から 懐かしい曲が聞こえてきた。 ここ数年はすっかり洋楽に浮気しっぱなしだったけれど、 邦楽の直球で、ストレートに響く歌詞というのもやはりいいな、と思った。 多くの曲に思い出は、ナイ。 ゆえに、 曲名が思い出せない。 せ…

いいね!〜画面越しの実態の見えない「誰か」に認めてもらう作業〜 

SNSに中毒性があるのは、 その時間は何も考えなくても済むからだ。 わずかな空き時間でも何もしないと、さすがに手持ち無沙汰。 な・ら・ば、 とスマホをいじって手近な世界とつながってみよう! というか、さもつながっているかのような感覚に浸らせる。 油…

幸福論。

自宅から、歩いて数分のところに、 ネイビーの塗料が塗られたシックで無駄のない外観に、2Fの素敵なデザインの窓がよく目立つ大きな家がある。 その大きさに反して、仰々しさを感じさせない出で立ちは、凛としてさえいる。 夕刻時に前を通ると2Fの窓からは、…

同棲

自由奔放な人と暮らして、もう何年になるだろうか。 気づけば自然とそこにいた、その人の口癖は、 ”この世に気分に勝てるものなど何ひとつない” 束縛されることや何事も決められたお決まりのパターンのような枠にハマることをとても嫌い、 意味もなく、くり…

真似たとて

先日、自身のクリエイターとしての一歩を踏み出すポートフォリオサイトが無事に完成した。 #今日の積み上げ\ ポートフォリオが完成 /長い一日が終わった…薄目で見ていただけると幸いです明日、公開しよ‍それから、ブログがちょうど50記事でしたhttps://t.co/…

グレーに生きる。

幸か不幸か、オールオアナッシングの世界に生まれたわたしは、 世の中は、 0か100か、白か黒か、 みたいな二極化でしか物事を見られない期間を長く過ごしてきた...。 それが近頃はどうしてか、 グレーもいいよね、と素直に言えるようになってきた。 そういう…

焦点

写真が好きだ。 撮るのも、素敵な誰かの世界観に浸るのも。 ハタチくらいの頃から、これまでずっと独学で追いかけてきた趣味のひとつだ。 誰に習うでも、手取り足取り教えてもらうでもなく、好きなカメラを買って、いろんな写真を見て感じて、自分の好きな世…

Bucket List 〜人生でやりたい100のこと〜

Bucket List(バケットリスト)というのをご存知だろうか。 わたしがこの言葉をはじめて聞いたのは、ちょうど留学していた頃。 当時、通っていた学校の先生から、今日はみんなでバケットリストをつくってみよう、と言われたのがきっかけだった。 「ところで…

あたらしい景色を見るために

沖縄に来た。 12年ぶりに見る、那覇の景色。 つい2.3週間前まで、他人事のように 「へ?沖縄」 と言っていた自分が嘘のように 今、まさに琉球の地に降り立った。 例年より、28日も早い梅雨明けに 気持ちの良いほど、スカッと晴わたる空と青い海。 どこにでも…

夢想旅

Appleから直々に、 「データをいくらか削除してください。 さもなければ、あたらしいアップデートをお楽しみいただけません。」と お願いされまして... 不本意ながら、写真の整理をしている関係で、 過去の旅写真に触れることも多くあるこの頃。 フィルター…

シヴァ、は いるか

多神教で有名なインドにとても好きな神様がいる。 とても好きな、というと 「全部知ってて言ってるのか?」っと言われそうだけど、 もちろんそんなことはまるでなく、 今から4年前インドに行ったことがきっかけで知った神様である。 (ちなみに、普段は無宗…

発信者としての目線で

覗く世界に広がるものは、あなたがほんとうに見たい世界? 独学をはじめて、 予想外にこれは変わったな、と思うことのひとつに、 何事も発信者としての目線で見るようになった、ということがある。 今まで、一受け取り手として与えられるままに受け取ってい…

PMSって、知ってる?

”PMS” . . と聞いて、 あぁ〜、あの生理前のキッツいやつね。と 速攻で分かったあなたは、 女性か、 兄弟にお姉ちゃんか妹がいるか、 よっぽど、女性のカラダの仕組みを研究して理解しようと努めたモテ男か、 いずれかにあたるだろう。 上記以外のどれにも当…

Dear grandma ~ 彼女の本名をわたしは知らない ~

わたしが焼いたパンケーキを頬張る、 グランマ。 わたしには、もう一人のおばあちゃんがいる。 地球を半周するほど、遠く離れたカナダ・トロントに住んでいる80歳のおばあちゃん。 留学していた頃、お借りしていたお宅に、ちょうどわたしと1週間違いくらいで…

後悔のない、お布施を。

2016 北インド ハリドワールアシュラムの裏庭にいる放飼いの牛のミルクからつくられるチャイは格別だった。 はじめてインドを訪れたのは、23歳の時。 当時、ヨガとインド料理とアーユルヴェーダにハマっており、その全てを同時に受けられるレッスンが現地で…

迷うなら、所詮いらないってこと。

ミニマリストとは言わなくとも、 出来る限り少ないもので暮らしたい、 と日々思って暮らしている。 いつ追い出されてもいいように、 自分の荷物は、マイカーに積み込んで運べるだけにする、くらいに思って暮らしていたこともある。笑 幸い、追い出されること…

ブレない軸を持って、変容せよ。

わたしには、そう簡単に変えることの出来ない信念がいくつかあります。 それは時に、人によっては、頑固だ。と感じられる部分でもあるでしょう。 分かりやすく言うと、 自分が心から大切にしているものを曲げてまで、他人に迎合したりすることが出来ません。…

outback ~もう一つの趣味~

・料理 ・旅 ・写真 ・文章やデザインに触れること 初対面でも、ちょっと仲良くなった後からでも 「趣味は、何?」と聞かれたら、 いつも大体ここから選んで答えている。 この中から選びつつ、時には趣味の掛け算をしながら、 相手によって何を押し出すかを…

捨てる勇気〜ハタラクって?〜

生粋の大阪人で弁が立つ。 独特のオモロイ世界観と言い回しで、話し始めれば竜巻のように止まらない。 こと論破、に関しても、右に出るものはいなかった。 それが、わたしの元・上司を語るうえで欠かせないキーワードだ。 加えて情に熱い人だった。 愛、とか…

ハレの日には、とっておきのパンをご褒美に。

自宅から自転車で1分。 大好きなパン屋「eight」はある。 この店の虜になってもう何年になるだろう この世に多く存在するパン屋の中で、何年もわたしの心を掴んで離さない存在。 それが、eightだ。 京都はパンの激戦区というのをご存知だろうか。 パンの消費…

夜のランニング

最近ハマっていることのひとつに夜のランニングがあります。 略して、夜ラン。 以前から、体を動かすのは好きな方なので、 日常的にヨガやストレッチ、 軽い筋トレやウォーキングは時間を見つけて地味に続けていたのですが、 これらはどちらかというと比較的…

戦略としての、ゆるさ

「ゆるさ」 と聞いて何が浮かぶ? ゆるキャラ? (わたしの場合はだらりん、にはじまる「リラックマ」) 心の中から秒針が消える沖縄? 触りたくなるほど、綺麗にちゅるりんっと巻かれたゆるフワの髪の毛? ゆるさ。 この言葉の小悪魔性に気づかずに長年騙さ…

未知の余白に期待が持てるか

はじめての海外カナダ・トロントで出会った路上絵描きさん 久しぶりに昔の日記を開いた。 そう、日記。 毎日書いている訳でもなく、綺麗に日記専用のノートに綴っている訳でもなく、書かずにはいられなくなった時に、ちょこっとメモ書き程度にその辺に残して…

15の君へ

他人と違うことを恐れるのをやめてごらん 個性は、消そうとしても滲み出てくるものだから 迷った時は、心に訊いてごらん 全て知ってるから ひとの意見に素直に賛成できない時 合わせることをやめてごらん ラクになるから 広い世界には合う人がたくさんいるか…

原点

「悔しかったらやってみろ」 「行動で示せ」 「結果を出してからものを言え」 全部、父の教えだ。 全くと言っていいほど、やさしくない。 今から思えば、毎回何かしようとする度に 本気度を測られていた、ということなのだろうか。 褒めて伸ばす、とは対極の…

アルデンテに思ふこと

「好きなタイプは?」 「へ?」 「だから、好きな異性のタイプは?」 「あなたに聞いているんですよ」 「えっ、あっ、はぁ...苦笑」 面接会場の鉄パイプの椅子にぎこちなく座りながら、無難な答えを必死で探した。 予定調和が崩れる瞬間、 狼狽している様子…

はじめてアウシュヴィッツへ行った日

「死の門」アウシュヴィッツ第二強制収容所(ビルケナウ)の鉄道引込線 「〇〇さんはきちんとした人だから...」 「〇〇さんなら、きっとこういうことしないですよね」 「....」 出た。 また、このパターンか...。 学生の頃から社会人、大人になる過程でたび…

大阪のおばちゃん

飴なのか?それとも、ドロップか...? 「あんなぁ、ようききやぁ。 男はな、 電化製品と同じでな、 焦って決めたらあかんで。 後から後からええやつが出てくるさかい〜。」 . . . 思わず吹き出した。 昔、通りすがりにたまたま見かけた夕方のワイドショー番…

偏りがあるなりに

空腹は最高の調味料だ 「真ん中というのはね、端っこを経験した人にしか分からないことなんですよ」 なるほど。 もう随分前のことになるけど、尊敬するお茶の先生が教えてくれた言葉。 はじめて聞いたとき、極端な自分も肯定してもらえたような気がした。 つ…

救い、救われているということ

言葉はブーメランのように、自分に跳ね返ってくる。 面白いくらいに。 当たり前だけど、只今発した自分の言葉を一番傍で聞いているのは、紛れもなくこの自分なのだ。 言葉だけではなく、行為そのものも同じだな。 分かってはいても、時々驚かされることがあ…