旅と時々、アファメーション

旅と時々、アファメーション

チキンだけど、冒険好き。

口紅をひく

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たまたま入った喫茶店の有線から

 

懐かしい曲が聞こえてきた。

 

ここ数年はすっかり洋楽に浮気しっぱなしだったけれど、

 

邦楽の直球で、ストレートに響く歌詞というのもやはりいいな、と思った。

 

多くの曲に思い出は、ナイ。

 

ゆえに、

 

曲名が思い出せない。

 

せいぜいあるのは、その当時その曲を聴いていた頃の自分の気持ちだろうか。

 

耳を傾け、部分的にかろうじて覚えている限りの歌詞を辿る...

 

薄い唇に紅をひく...

色づいたあたしを無意味なものにしないで

 

「あの、スイマセン。↑この曲なんていうんでしたっけ...?」

 

って、聞くわけにもいかないので、ひとりGoogle神を頼りに探してみた。

 

.

.

 

「桜の時」

 

あっ、そう言えばこんな曲名だった...。  

 

すっかり忘れていた。

 

雨がザアザア降る中、十数年ぶりにスキップしたくなるメロディを喫茶店で雨宿りしながら一人で聴いた。

 

根明そうに映る部分に、ほんの少しの影ー。

 

独特の言葉のチョイスだな...。

 

小柄でカジュアルで可愛らしい雰囲気に、親しみやすい大阪弁

 

文学的な醍醐味も感じさせながら、人生のすいも甘いも分かっているよ、と言わんばかりのスパイシーで、所々セクシーな歌詞、見事なまでの描写。

 

適切な形容詞が思い浮かばない旋律。

 

最後の”イェーイ”の歌詞に全部持って行かれた感もある。

 

うーむ。

 

こう言う掴み所のない人好きだよ。

 

そう、言って逃げさせて。笑

 

早く晴れないかな、そんな気持ちもどこかへ忘れさせ、長居することを肯定してくれるような不思議な時間だった。

 

忌み嫌われる梅雨の長雨のおかげで再会したよ。

嫌な顔ひとつせずに、長居させてくれたマスターありがとう。

  

aiko「桜の時」

 

今まであたしがしてきたこと

間違いじゃないとは言い切れない

ケドあなたと逢えたことで

全て報われた気がするよ

 

降ってくる雨が迷惑で

しかめっ面したあたしに

雨上がりの虹を教えてくれた

ありがとう 春が来るとこの川辺は

桜がめいっぱい咲き乱れるんだ

あなたは言うあたしはうなづく

右手をつないで

優しくつないでまっすぐ前を見て

どんな困難だって たいした事ナイって言えるように

ゆっくりゆっくり

時間を越えてまた違う

幸せなキスをするのが

あなたであるように

 

今まであたしが覚えてきた

掌の言葉じゃ足りない程

伝えきれない愛しさに

歯がゆくて むなしくて苦しいよ

まぶたの上にきれいな青

薄い唇に紅をひく

色づいたあたしを 無意味なものにしないで

憧れだったその背中今は

肩を並べて歩いている

もう少しだけ 信じる力下さい

気まぐれにじらした

薬指も慣れたその手も

あたしの心と全てを

動かし掴んで離さないもの

限りない日々と

巡り巡る季節の中で

いつも微笑んでいられる

2人であるように

 

春が終わり夏が訪れ

桜の花びらが朽ち果てても

今日とかわらず あたしを愛して

右手をつないで優しくつないで

まっすぐ前を見て

どんな困難だってたいした事ナイって言えるように

ゆっくりゆっくり

時間を越えてまた違う

幸せなキスをするのが

あなたであるように

ららららららららららららら

ららららららららららららら

ららららららららららららら

ららららららららら イェーイ

  

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