旅と時々、アファメーション

旅と時々、アファメーション

チキンだけど、冒険好き。

夢中になること

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勝手に情熱と魂を燃やして、再び人生のスタートラインにようやく立った如月の終わり。

 

気づけばこれまでの1ヶ月半の日々を無我夢中で駆け抜けていた。

 

桜の季節にゆっくりと浸ることも世間のニュースに一喜一憂する間も無く、毎日があっという間に過ぎ去り、長い休みのように曜日感覚などどこかに置き忘れてきてしまったような感覚で手探りで目の前のことに没頭する日々。

 

新しいことに挑戦するとき、いつもライバルは自分で、ここで負けたら、真っ先に悲しむのは自分だと常に自分に言い聞かせている。

 

自分が今ここで諦めたら、一番悲しい顔をするのは、目の前の努力をこれまでの日々を一番間近で見てきた自分だ。

 

「大抵、人間は好きなことでしか、本気になれない」

 

どこで聞いたフレーズだったかな。

 

そんなことを想い、それが確信に変わっていく日々。

 

言葉というものは、自分を大きくもしてくれるし、油断してると時に必要以上に小さくもするから気をつけなくちゃ、と1年前の自分を回想しながら思った。

 

ところで、最後に本気で努力したのは、いつだろう?とふと考える瞬間があった。

 

何度考えても答えは、あの頃にしかない。

 

間違いなく高校の3年間だと言える。

 

負けず嫌いの血が騒いで、それまでの自分を180°変えてしまうような日々。

限界とか壁そういう感情を飛び越えさせてくれたのもあの時だったと思う。

 

あれから、もうすぐ10年になろうとしている。

 

それから一旦は、就職したものの、誰もが認める超ホワイト企業で安定と引き換えに得たものは、次第に失われてゆく、野心。

 

挑戦し続ける人生でありたい。

 

そう誓ったんじゃなかったのか。

 

一旦、山の頂上に登ってしまうとまた別のタイプの山の頂を目指したくなるのは、この手のタイプの共通の悩みなのかもしれない。

 

わたしは、もう、分かりやすく使命だと思うことにした。

 

大風呂敷を広げているかもしれないけど。

 

無数の色が加えられ、日々塗られていく社会のキャンバスに、それでも自分の色を加え描きたいともがき続けた日々。

 

自分を表現する場所が欲しかった。

 

早く侵食を忘れて夢中になれるものに出会いたい。

 

寝ても覚めても喉から手が出るほど渇望した20代前半。

 

そんなものを探し続けた日々と言い換えられるに等しい。

 

人生は一度しかないから、どうせ努力するなら、心から好きなことで夢中になれるフィールドで努力したい、と思い続けてきた。

 

それは、今でも変わらない。

 

それからは、短い期間の中にも本当にいろんなことがあった。

 

わりと長い時間をかけて準備したはずなのに、

挫折、挫折、挫折と挫折のオンパレードで”挫折“という漢字をソラでかけるようにまでなった海外留学。

 

大企業の看板に早合点で決めた転職...諸々。

 

長いな、遠回りしたなと思うこともしばしば。

 

過去の悔しさや悲しさは時に自らを突き動かす原動力になる。

 

それから、バックパッカーで夢だったヨーロッパを周遊して、アジアを放浪した。

 

どう転んでもここまで辿る必要があった過程なんだろうな。

 

だったら、これからの未来を見るしかないな。

 

全ては糧になる。

 

ようやく、失っても、失われないもの、を見つけたような気がした。

 

どこか矛盾した表現になることは否めないが、そこは読み手に委ねつつ、感じてもらえたら、と思う。

 

ようやく見つけた、というか、心の奥底にはすでに持っていた...が正しいのかもしれない。

 

好きなものをパズルのようにつなぎ合わせていく作業。 

 

心から好きだと言える、旅やデザインを好きだという気持ちを大切に大切に育ててゆきつつ、自身も成長したい。

 

器用そうに見えて、実は誰よりも不器用で好き嫌いの温度差が激しい自分だからこそ、そんな自分の性格も味方につけて闘うのは自分だと思っている。

 

どこへどうつながっていくのか甚だ分からない。

 

だからこそ、努力するんだ。

 

ようやく見つけた表現する世界をもう手放さない。

 

最初から、どんなカタチになっていくか分からないからこそ、それを面白いと思うために努力する。柔軟さだけは失わずに頭は常にやわらかい状態でいたい。

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大人になってよかったと思うことのひとつに、自分と感覚や価値観が似ている人がたくさん周りにできたこと。

 

老若男女、オンライン、オフラインを問わず、同じような気持ちで居心地よくいられる空間とそれを取り巻く仲間と呼ぶにはおこがましいような周りの素敵な大人たちが大好きだ。

 

幼い頃に息苦しさや窮屈を感じてきた自分が今こうして思えることが奇跡ように感じる。

 

好きなものを心から好きだと言える自分、

 

それを心から楽しんでいる自分を

 

好きでありたい。

 

コロナの影響で良くも悪くもこれまでの価値観や当たり前のようにまかり通っていたことが変わりつつある今、失ってはいけないものと柔軟に変わっていくエネルギーをうまく掛け合わせて、これからの人生をデザインしていきたい。

 

そして、一人ひとりの自己実現が実る世界であってほしいと心から願っている。

 

だから、今がほんとに大事なときなんだ。

 

慌てちゃいけない。

 

取り入れるに値するものとそうでないものを見分ける審美眼だけはきちんと持ち合わせて生きていこう。

 

そうすれば、自ずと結果は見えてくるだろうし、導かれていくと信じている。

 

卯月も半ばの決意を添えて。

 

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